さっき母から電話があった。
いとこが鬱になったと。
いとこ(以下: mちゃん)とは、こないだの父の葬儀で十数年振りに会った。
当時、日本全域が大雪で、北海道も飛行機が全便欠航だったんだけど、
あたしが大阪から帰って来てると知り、わざわざ札幌から7時間かけてJRで来てくれた。
再会した時、ほんとナチュラルにハグし合ったよね、会えて嬉しかったから。
彼女と、コロナ禍以降の仕事の大変さだとか、何か色々喋った。
やっぱ十数年振りだもの、当たり前だけどお互いに老けたし、ある意味大人として、社会人として落ち着いた雰囲気になったと感じていた。
そうなんだけど、
今思えば、もっと時間があってゆっくり話せていたら、もしかしたらもっと深い話もできたかもしれない。
mちゃんは、あたしや妹と違って、普段あまり感情をパーッと言葉や態度に出す事がない。
こないだも親族内の雑談で話題になってた。。。あたしはめたくそ情緒的、妹はもう少し冷静だけど趣味などには没頭するタイプ。
でもmちゃんは自他共に認める無趣味な人で、何かでストレス発散したり、何かに没頭する事が無いって。
以前は、年に1回海外旅行に行くのを楽しみにてたんだけど、コロナ禍。。。いや、実はその数年前から、旅行にも行かなくなってたらしいんだ。
もしかすると、その旅行に行かなくなった辺りから、少しずつ兆候が出てきていたのかもしれないね?
まぁ、タラレバな話なんだけど。。。
心療内科に通院していて、今回鬱と診断されたんで、3月から仕事を暫く休職するそうだ。
そしたら暫く実家に帰るらしいんで、その頃を見計らってLINEでもしてみようかと思う。
mちゃんの母が、「あの子がそんな弱い子だとは思わなかった」と言ってたって、うちの母が話してたんで、
「いやぁ、それは違うでしょう。。。
強いとか弱いとかじゃないし、誰だって何かのきっかけでそうなる可能性はあるよ。
あたしはmちゃんの心情、わかるよ。」
ゆーて。
ね?
こうやって身内。。。1番近しい存在、1番理解してもらいたい存在からの、
何気ない無理解や、無意識に傷つけられる発言をされる事が、
実は鬱になる最大のトリガーだと言える。
だからあたしは実家に近寄らないのさ。
子どもの頃の性格、若かり頃の性格は、現在の本人と必ずしも一致してはいない。
昔から明るくて活発な性格と思われてきた人がいきなり引きこもる事だってあるし、
特に親は、社会人として長年自立して生きてきた自分の娘や息子が、
未だに幼少期の屈託のない、穢れを知らない、純粋な子どものままだと思って、不毛な期待をかけたりする。
彼ら彼女らは、
あななたちの知らない所で、たくさんの苦労をし、見たくないものを見せつけられ、理不尽に耐えて生きているんですよ。
メンタルを病んでしまった事を、失態のように言わないでくれ。
弱いとか負けたみたいに言わないでくれ。
彼ら彼女らに必要なのは、ただひたすら話を聞く事。話してくれないなら、話してくれるようになるまで待つ事。
「そっか、大変だったね。よく頑張ったね。偉いと思うよ。」って、言ってあげる事。
mちゃん、実家での療養が良い方向へ向かう事を祈る。
さっき、朝のご挨拶でmちゃんの事も守っていただけるよう、高次元の皆さんにお願いした🙏
tさん(母方の曾祖母。mちゃんにとっても曽祖母だから)の写真にも、
mちゃんを守ってあげて欲しいとお願いした。
マジしんどいよね、人である事って。