泣く事について、そして、笑う事について。

 

 

 

 

 

 

 

適応障害と診断されてから、わかった事がある。

 

 

 

 

例えばよく、ストレスを抱えてモヤモヤ、イライラしている時に、

 

感情を解放するためには思いっきり泣けばイイとかって聞くじゃん?

 

んで、感動モノとか悲しいストーリーのドラマや映画を観るとかして、

 

その作品にのめり込んで号泣し、心が洗われた気分になるとか、ストーリーの悲しい疑似体験をしてさめざめと泣くとか。

 

すると涙を流した後にはずいぶんと気分がスッキリするとかっていう話。

 

 

 

確かに、そこそこのストレス発散にはなるだろうから、それなりに効果もあるけれど、

 

適応障害だとか鬱になってしまった人にとっては、まったく効果はないから。

 

ドラマ観て泣いたとしても、それはそれ。

 

自分の心の曇りは晴れない、くすみは取れない。

 

 

 

自分自身の心の問題について、実際に自覚、認知してそしてそれがとてつもなくツラい、痛い、苦しいと認識できた時、初めて涙が出てくる。。。時もある。

 

それでも泣けない場合も普通にある。

 

要するに、泣いたからといって、心の闇が晴れるワケでもなく、心の底に沈んだ重石が軽くなるワケでもない。

 

 

 

 

 

 

 

そしてまた、笑う事も然りだと悟った。

 

 

以前のあたしは、

 

『楽しいから笑うんじゃない、笑うから楽しくなるんだ』っていう思考だった。

 

要するに、大して楽しい事がなくても、無理にでも笑っていればそのノリでだんだんホントに楽しい気分になれると。

 

それが心をポジティブに保つ秘訣だと、ずっと思って実践してきた。

 

 

でも、そういう事の積み重ねが、適応障害へ繋がったんだろうと、今は思う。

 

楽しくもないのに無理に笑う、周りの空気を読んで楽しそうに振舞う、

 

そうする事が処世術であり、それに慣れた自分は立派な社会人なのだと。。。

 

 

 

違う。

 

楽しくもない事、クソも面白いと思えない事に笑ってはいけないんだ。

 

要は、自分の心を騙してはいけないんだ。

 

 

 

 

 

 

仕事上、どうしても笑顔でいなくてはいけない人たちって、ホント大変だと思う。

 

まぁ、あたしもず------っと、営業スマイルが必須な職業に就いてきた結果がコレなんだけどさぁ。。。

 

 

 

 

 

 

 

もういい加減、素で生きていきたい。