支え合うもの、意志を継ぐもの。

 

 

 

 

 

 

 

2週間くらい前に、

 

ツイッターのフォロワーさんが亡くなったと、

 

ご本人のアカウントから、その人の妻が報告してくださった。

 

 

 

 

 

その人はKさんといって、

 

 

いつからかなぁ。。。?

 

 

多分もう、6〜7年はFFだったと記憶している。

 

 

確か、

 

あたしが札幌から東京に転勤して、

 

現政権への抗議行動で、毎週金曜日に国会議事堂前に詰めていた時代からだったはず。

 

 

 

 

 

ただのツイッターのフォロワー同士だから、

 

ホント日常たま〜にツイッターでやり取りするだけだったけど。

 

Kさんは、もの凄い読書家で、

 

いつも色んな本を読んでは、その感想をツイッターに上げてくれていた。

 

 

お会いした事ないからわからないけど、

 

ご本人曰く、人相が悪い?強面?らしく、

 

電車に乗ってもKさんの周りになかなか人が寄ってこないってw

 

普段、和装だったりちょい風変わりなスタイリングだったらしいから余計かも。

 

だけど、

 

ある時混み合ってる電車内で、たまたま赤ちゃんを抱いたお母さんが近くにいて、

 

その赤ちゃんがKさんの着物の袖を引っ張って遊び始めて、

 

お母さんは真っ青になって謝り倒してきたけど、(多分、怖い人だと思われてw)

 

Kさんは赤ちゃんが自分に懐いてくれる事が嬉しくて、

 

お母さんに気にしないよう言って、

 

降りる駅がくるまで、赤ちゃんと遊んでたっていうエピソードをツイートしてたの。

 

 

そのツイート見てあたしがリプライして、

 

それからはたまにやり取りするようになった。

 

 

Kさんから、おすすめの本の話を聞いたりして。

 

 

 

 

Kさんは色んなジャンルの本を読んでいたけど、

 

特に数学と哲学の本を熱心に読んでいた。

 

 

いつか、

 

自分なりに勉強し、見識を深められたら、

 

それらについての書籍を自費出版したいってのがKさんの夢だって言ってた。

 

 

 

 

 

 

確か、2年位前だったかなぁ。。。?

 

 

暫くぱったりとKさんのツイートを見なくなって、ちょい気にかけていたんだけど、

 

ある時、凄く久しぶりにツイートがあって、

 

お久しぶりです!みたいな挨拶をフォロワー同士で交わしていたんだよね。

 

 

そしたらKさんがうちらフォロワーに伝えてきたんだ。

 

 

「僕はもう長くない」と。

 

前に一時的に入院したけど無事に退院できたから、もう大丈夫かと思ってたんだけど。

 

 

再入院して検査したら、余命を告げられてしまったと。

 

 

 

 

何て言っていいのかわからなかったから、

 

とりまRJがゆったりとお茶を飲むGIFを送ったら、

 

「かわいいねw 気負わずのんびりするよ。」ってさ。

 

 

だから、

 

「はい。ゆっくり大好きな本をたくさん読めますよ。」ゆーたんだけどさ。

 

 

 

その後、

 

暫くはツイートしてたんだけど、だんだん回数が減り、

 

 

ホント、何ヶ月も見なくなってしまって心配していたんだよな。

 

 

 

 

 

 

そしたら久々にKさんのアイコンをTL上に見つけたから、

 

あっ、Kさんだ!って思って話しかけようとしたら、ご本人じゃなく奥さんが書かれてた。

 

 

10日ほど前に、Kさんが亡くなりましたって。

 

凄く頑張ったけど、やっぱダメだっだって。

 

最期の数日間は意識も無かったので、眠るように息を引き取ったって。

 

 

 

 

 

 

んでさっき、

 

奥さんがまたツイートしてくれて、

 

今日で亡くなって20日が経って、自分も何とか気持ちを強く持って、これから生活して行くっていう事と、

 

たくさんのお悔やみや励ましのツイートをありがとうって事、

 

そんで奥さんがKさんの意志を継いで、

 

これまでKさんがコツコツと書きためてきた数学、哲学の草稿を自費出版するって。

 

 

あと、

 

コレも生前Kさんが力を注いできた、

 

性犯罪被害者の女性たちを救う活動も、奥さんが継続していきたいって。

 

 

 

 

 

 

何ていうか。。。

 

 

Kさんはホント、差別や偏見を許さない人だったんだよね。

 

 

ホント、弱い者の味方だった。

 

 

 

 

Kさんがああいう人だったから、妻もこんなに素敵な人で、

 

また、

 

こんな素敵な妻がいたから、Kさんは自分の信念を貫けたのかなぁ。。。と。

 

 

 

 

 

 

一度も会った事はなかったけど、本当に素晴らしい人だったって思う。

 

 

病気で苦しかった分、

 

ゆっくりと休んで欲しいって思う。