すごく大切な内容が書いてある記事。
必読だと思う。
https://nymag.com/press/2018/03/on-the-cover-how-to-raise-a-boy.html
【男の子の育て方】が今、
アメリカやカナダでは重要視されている。
要は、
これまで続いてきた「男らしさ」の押し付け教育の弊害について、見直されてきているって事。
以下、ニューヨーカー誌の特集の内容について、
アメリカ在住のツイッタラーさんが教えてくれた話をザックリと。。。
例えば、
銃乱射事件、性的暴行事件がニュースで連日報道される中、
事件の加害者たちの多くは人種差別、女性蔑視を内面化した男性だ(だと報道される)。
そんな中で、
「うちの息子がこうならないためにはどうしたら良いか」とか、
不安になる親が出てくるのはある意味当たり前じゃん?
特にアメリカでは、
「男は感情を見せるな、泣くな」等々の教育が未だ根強い。
男の子の感情を押し込める形の育児が、大人になってから、
『toxic masculinity(有害な男らしさ)』として顕著だという指摘は、
一般人の間でも広く言われるようになったらしいんだ。
(※てか個人的には、アメリカのドラマとか観てたらわりとひしひしと伝わってくると実感している。)
昨年1月には、アメリカ心理学会が、
「男性・少年を診療する心理医のためのガイドライン」を初めて公示したそうで、
これは素人向けにわかりやすく解説したものも出しているんだって。
この特集記事では、
「男」を巡る社会状況を短くまとめているけどなかなか衝撃らしい。
トップ企業16社のエグゼクティブは80%が男。
議会も81%は男。
一方でアメリカの殺人事件加害者の90%は男。
犠牲者の77%も男。
女よりも自殺で死ぬ傾向が3.5倍。
寿命は女よりも4.9年短く、少年のADHD診断は少女よりも遥かに多いそうだよ。
「40年以上の研究が示しているのは、従来の男らしさには精神的な害があり、少年たちに感情を抑圧するような形で社会に順応させることは内にも外にも同様にダメージを生む」
「男は家父長制で得をすると同時に、家父長制から侵害も受けている」
などと、的確な表現が記事にはたくさん記載されているらしい。
また記事では、
アメリカ心理学会が「男」を議論することに慎重になっていることも伝わって来るそうだ。
それはプライドがあるからではなく、これまでこの学問がほぼ「白人男性」しか扱ってこなかった反省があるからだと。
「男性中心的(androcentric)であったこの学問の歴史にも繊細になりつつ」と表現されているそうだよ。
まさにコレ‼︎
うちらフェミニストが、男に、男の子の親に、真剣に考えて取り組んでほしいってデカい声で言ってる事のひとつ。
てか、
日本人にこの内容の真意と重要性がどこまで伝わるか。。。?