ファイト!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日酔いで頭ガンガン痛くて目が覚めた。

 

 

 

寝たままの状態でTwitter見たら、

 

フェミ系フォロワーさんのポストが目に入ってきて、

 

共感からふと、目頭が熱くなった。

 

 

 

彼女は、

 

中島みゆきの曲の歌詞について、

 

 

「あんな歌詞を、

 

よく書いたものだと思う。

 

よく声に出して歌えるものだと思う。

 

あたしにはツラくて、

 

思っていても声に出せない。

 

歌えない。」

 

 

 

 

フォロワーさんのその言葉は、

 

否定的な意味での驚愕というのではなく寧ろ、

 

中島みゆきの強さに対して畏敬の念を示している。

 

 

 

 

 

 

「そうだ。

 

みゆきちゃんの “ファイト!” 聴きたいなぁ。。。

 

やっぱようつべには無いのかなぁ。。。?」

 

 

ダメ元で調べたら、

 

多分みゆきちゃんのファンであろう人が載せていた、

 

 

4年前のオールナイトニッポンの、みゆきちゃんのDJとしてのコメントと、

 

その後に、

 

多分みゆきちゃんの『夜会』でのライブ音源の【ファイト!】をみつけた。

 

 

 

 

聴きながら涙がボロボロ流れてきた。

 

 

この曲にフェミはみんなちょっと救われる。

 

 

 

https://youtu.be/gYzaUDa4A90

 

 

 

 

 

以下、歌詞を載せておくね↓

 

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【ファイト!】

 

歌:中島みゆき

作詞:中島みゆき

作曲:中島みゆき

 

 

あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた

 

女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている

 

 


ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる

 

悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

 

 

私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で


ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い


私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった


ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

 

 

 

ファイト!

闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう


ファイト!

冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

 

 

 

暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく


光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから


いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね


やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく

 

 

 

勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの


出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

 

 

ファイト!

闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう


ファイト!

冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

 

 

 

薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ


出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ


うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符


あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき

 

 

ファイト!

闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう


ファイト!

冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

 

 

 

あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに


ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ

 

 

 

ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく


諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

 

 

ファイト!

闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう


ファイト!

冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

 

ファイト!

闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう


ファイト!

冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

 

ファイト!

 

 

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↑ 一人称が、

 

「あたし」なのか「私」なのか、

 

 

 

この違いに気づいた人、どれくらいいる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中島みゆきが人前で初めて歌ったのは、

 

彼女が高校生の時、学校の文化祭。

 

 

 

その時代、

 

女がひとりでギターを弾きながら人前で歌を歌う事に、

 

殆どの男どもが拒否反応を示して、

 

歌う彼女にゴミやトイレットペーパーなどを投げつけた。。。

 

 

 

そんな逸話がある。

 

 

 

 

彼女の中にも、フェミニズムがある。

 

 

 

 

あたしは、

 

同じ女として、

 

同じ北海道の女として、

 

彼女を尊敬している。

 

 

 

時々言葉のイントネーションの端々に出てくる北海道弁に、胸をギュッと掴まれる。